家にいない・使ってないのに電気代が高い6つの原因|請求書で見分ける不在時の節約術

出張から帰ってきて届いた請求書を見て、思わず二度見する。ほとんど家にいなかったのに、電気代がいつもと変わらない——あの瞬間の「なんで?」というモヤモヤ、覚えはありませんか。コンセントも抜いたはず、電気も使っていないはず。なのに請求額が下がらない理由がわからず、結局そのまま翌月も同じ額を払い続けている方は少なくありません。

実は、不在時の電気代が高くなる原因は「待機電力」だけではありません。冷蔵庫やルーターなどの常時稼働家電、使い方と無関係に変動する燃料費調整額、そして契約プランとのミスマッチなど、複数の要因が重なっています。本記事では、資源エネルギー庁の待機電力調査や総務省の家計調査など公的データに基づいて6つの原因を正確に整理し、請求書での原因の切り分け方から、期間別(1日・1週間・1ヶ月)の具体的な節約対策までを解説します。

読み終えるころには、「なぜ高いのか」の正体がわかり、自分の状況に合った対策を今日から始められるはずです。まず確認すべきは、請求書のある「3つの数値」です。

目次

家にいないのに電気代が高い6つの原因

家にいない時間が長いのに電気代が予想以上に高くなる理由は、大きく6つに分類できます。自分の状況がどれに当てはまるかを確認し、後半の対策セクションで適切な打ち手を選びましょう。

冷蔵庫・ルーターなど24時間動き続ける家電がある

不在時の電力消費で最も大きな割合を占めるのは、待機電力ではなく常時稼働家電です。これらは機能を維持するために24時間電力を消費し続けており、あなたが家にいるかどうかに関わらず電気代が発生します。

常時稼働する主な家電と年間電気代の目安:

  • 🔌 冷蔵庫:年間約250〜350kWh(約8,000〜11,000円相当)
  • 🔌 Wi-Fiルーター:年間約50〜100kWh(約1,500〜3,000円相当)
  • 🔌 温水便座:年間約100〜150kWh(約3,000〜4,500円相当)
  • 🔌 24時間換気システム:年間約50〜80kWh(約1,500〜2,500円相当)

待機電力との違いを整理しておきましょう。待機電力は「使っていない状態でリモコン受信などのために消費する微小な電力」であるのに対し、常時稼働は「機器そのものが動作し続けることで消費する電力」です。冷蔵庫のコンプレッサーやルーターの通信機能は、電源が入っている限り常に動いています。

「家にいないのに電気代が高い」と感じる最大の原因は、多くの場合この常時稼働家電にあります。

待機電力は家庭の電気代の約5%を占める

資源エネルギー庁の待機時消費電力調査によると、一般家庭の年間消費電力量のうち、待機電力は約5.1%(年間228kWh)を占めています。電気代に換算すると年間約6,000〜7,000円に相当し、決して無視できない金額です。

ただし、かつて広く言われていた「待機電力は電気代の10〜15%」という数値は、省エネ技術の進歩により現在は当てはまりません。主要家電の実際の待機電力は以下の通りです。

家電待機電力(実測値)年間コスト目安
テレビ0.1〜0.3W約30〜80円
エアコン0.5〜2W約130〜520円
電子レンジ1〜2W約260〜520円
ガス給湯器4〜7W約1,000〜1,800円

※電力料金目安単価31円/kWhで計算

この表を見てわかる通り、テレビの待機電力は0.1〜0.3W程度であり、「テレビの待機電力が10W」という情報は古い機種の数値です。待機電力対策は有効ですが、それだけで劇的に電気代が下がるわけではない点を理解しておくことが重要です。

基本料金と契約アンペア数が合っていない

電気代の高さに驚く若い日本人女性

電気料金は以下の4つの要素で構成されています。

  • 📋 基本料金:契約アンペア数に応じた固定費(使用量ゼロでも発生)
  • 📋 電力量料金(従量料金):使った分だけかかる料金
  • 📋 燃料費調整額:発電燃料の価格変動を反映する単価
  • 📋 再エネ賦課金:再生可能エネルギーの買取費用を利用者が負担する単価

不在が多い世帯では使用量が少ないため、基本料金の比率が相対的に高くなります。たとえば40Aの契約で月間使用量が100kWh程度の場合、基本料金(約1,144円)が電気代全体の約3割を占めることもあります。

一人暮らしで不在が多い場合は、20〜30Aの契約で十分なケースが多く、アンペア数を下げるだけで月300〜600円程度の削減が可能です。

燃料費調整額や再エネ賦課金が値上がりしている

「使い方を変えていないのに先月より電気代が高い」という場合、原因は使用量ではなく単価の変動にあることが少なくありません。

燃料費調整額は、火力発電に使う液化天然ガスや石炭などの燃料価格に連動して毎月変動する単価です。kWhあたりの金額で計算されるため、使用量が同じでも単価が上がれば請求額は増えます。

再エネ賦課金は年1回改定される単価で、長期的に上昇傾向にあります。2024年度は3.49円/kWhに設定されており、月300kWh使用する世帯では月額約1,047円の負担です。

さらに、政府の**電気料金補助(激変緩和措置)**が終了した時期には、それまで補助で抑えられていた分が一括で値上がりしたように見えるケースもあります。

これらの単価変動は自分の使い方とは無関係に起こるため、「使ってないのに高い」と感じる原因になりやすいポイントです。

古い家電が電力を浪費している

ノートパソコンで電気料金を調べる若い日本人女性

10年以上前の家電製品は、最新モデルと比較して消費電力が大幅に多い傾向があります。経済産業省 資源エネルギー庁の省エネ型機器情報によると、10年前の家電を最新モデルに買い替えた場合の消費電力削減率の目安は以下の通りです。

  • 冷蔵庫:約28〜35%の削減
  • エアコン:約15%の削減
  • 照明(白熱灯→LED):約75〜80%の削減

特に冷蔵庫は24時間稼働する常時稼働家電であるため、古い機種を使い続けると不在時の電力消費が大幅に増加します。

漏電や設備の不具合が発生している

 電力測定器で電気消費をチェックする若い日本人女性

上記のいずれにも該当せず、電気代が前月比で大幅に上昇している場合は、漏電や設備の不具合を疑う必要があります。

漏電の兆候:

  • ⚠️ ブレーカーが頻繁に落ちる(定格以下でも遮断される)
  • ⚠️ コンセント周辺が異常に発熱している
  • ⚠️ 金属部分に触れた際にピリピリした感覚がある
  • ⚠️ 電気代が前月比30%以上増加している

総務省消防庁の消防統計によると、建物火災のうち電気系統のトラブル(電気機器・配線器具・配線)に起因するものは**約22%**を占めており、こんろやたばこを上回る最大級の火災リスク要因です。漏電は電気代の問題だけでなく、火災リスクに直結するため、兆候がある場合は速やかに専門家に相談してください。

なお、マンションなどで外部コンセントから電気を無断使用される「盗電」の可能性もゼロではありません。電気使用量に不審な点がある場合は、電力会社に相談しましょう。

一人暮らしの電気代が「おかしい」と感じたときの判断基準

「電気代が高い気がする」と漠然と感じているだけでは対策の方向性を決められません。まずは自分の電気代が適正範囲にあるかどうかを客観的に判断することが重要です。

一人暮らしの平均電気代は月6,756円

総務省統計局の家計調査(2024年)によると、単身世帯の電気代の年間平均は月額6,756円です。ただし、これはあくまで12ヶ月の平均値であり、季節によって大きく変動します。

時期電気代の目安主な要因
冬季(1〜2月)10,000〜12,000円暖房需要のピーク
夏季(8〜9月)7,000〜8,000円冷房需要の増加
中間期(5月・10月)4,000〜5,000円冷暖房不使用

冬場に電気代が1万円を超えることは一人暮らしでも珍しくなく、年間平均の6,756円だけを基準にすると「冬は異常に高い」と誤認する可能性があります。季節ごとの目安と比較することが大切です。

オール電化の物件にお住まいの場合は、ガス代が電気代に含まれるため平均値がさらに高くなります。オール電化の電気代について詳しくは一人暮らしのオール電化の電気代はいくら?で解説しています。

不在パターン別の適正電気代

不在時間の長さによって、適正な電気代の目安は変わります。以下の金額を大幅に超えている場合は、原因の特定と対策が必要です。

不在パターン適正電気代の目安備考
日中不在(通勤)月5,000〜7,000円帰宅後の使用が中心
週5日以上不在(二拠点生活等)月3,000〜5,000円週末の使用が中心
1ヶ月以上の長期不在月1,500〜3,000円冷蔵庫・ルーター等のみ

特に1ヶ月以上不在なのに5,000円以上の請求がある場合は、待機電力以外の問題(契約アンペア過大、漏電等)が疑われます。次のセクションで原因を切り分けましょう。

不在時の電気代を原因別に診断するチェックリスト

電気代が高い原因が「使いすぎ」なのか「単価の上昇」なのか「設備トラブル」なのかによって、取るべき対策はまったく異なります。まず請求書で原因を切り分け、その上で具体的な診断に進みましょう。

まず請求書(検針票・Web明細)で原因を切り分ける

漏電の可能性を確認する若い日本人女性

電気代が高いと感じたら、最初にやるべきことは請求書の確認です。確認すべきポイントは3つあります。

📌 確認すべき3つの数値:

  • 使用量(kWh):前月・前年同月と比較して増えているか
  • 燃料費調整額の単価:前月と比べて上がっていないか
  • 再エネ賦課金の単価:改定時期(4月)に変動していないか

📌 判別フロー:

使用量が前月・前年同月より増えている場合 → 家電の使い方、常時稼働家電、漏電などを疑う(次の「自分でできる原因特定の手順」へ)

使用量は変わらないが請求額が増えている場合 → 燃料費調整額・再エネ賦課金の値上がりが原因 → 電気料金プランの見直しで対応(「電気料金プランの選び方」セクションへ)

スマートメーター対応の場合は、電力会社のマイページやアプリから30分単位の使用データを確認できます。不在時間帯に異常な電力消費がないかをチェックすれば、漏電や機器トラブルの早期発見にもつながります。

自分でできる原因特定の手順

スマート電源タップで待機電力を管理する若い日本人女性

使用量が増えている場合は、以下の手順で原因を絞り込みます。

📌 ステップ1:過去の使用量を比較する 過去6ヶ月〜1年分の使用量推移を確認し、どの月から増加したかを特定します。季節要因(冬場の暖房など)を除外するには前年同月との比較が有効です。

📌 ステップ2:待機電力測定器で主要家電を計測する ワットチェッカー(1,000〜2,000円程度)を使い、主要な家電の消費電力を個別に測定します。メーカー公称値と大きく乖離している家電は、故障や経年劣化の可能性があります。

📌 ステップ3:ブレーカーテストで異常回路を特定する 家中のすべての電気を切った状態で電力メーターが動いていないかを確認します。メーターが回っている場合は漏電の可能性があるため、次の手順に進んでください。

漏電が疑われる場合の対応手順

漏電の簡易チェック(ブレーカーテスト)の手順:

  1. すべての電気機器をオフにし、コンセントから抜く
  2. 分電盤の分岐ブレーカーをすべてオフにする
  3. 漏電ブレーカーをオンにする
  4. 分岐ブレーカーを1つずつオンにしていく
  5. 漏電ブレーカーが落ちた回路に漏電の原因がある

漏電ブレーカーが落ちる回路が特定できた場合、または自己判断が難しい場合は、電力会社の24時間対応窓口に連絡してください。

📌 漏電調査の適正費用: 東京電力パワーグリッドの安全点検サービスでは、平日日中の調査費用が9,000円、夜間・休日は13,000円です。民間業者の場合も8,000〜15,000円が適正相場です。

インターネット広告で「漏電調査5,000円〜」という表記を見かけることがありますが、これは出張費のみの価格である場合が多く、実際の調査・作業費用が別途数万円加算されるケースが多発しています。極端に安い価格表記には注意してください。

漏電は電気代の問題だけでなく火災リスクでもあります。停電や異常が発生した場合の備えについては、停電時に必要なもの一覧もあわせて確認しておくと安心です。

待機電力を効果的に減らす方法

待機電力は家庭の電気代の約5%(年間約6,000〜7,000円)を占めます。劇的な削減にはなりませんが、手軽にできる対策として有効です。ここでは費用対効果の高い方法に絞って紹介します。

待機電力が大きい家電と削減の優先順位

資源エネルギー庁の調査による待機電力の大きい家電ランキングは以下の通りです。

順位家電待機電力コンセントを抜いてよいか
1位ガス給湯器4〜7W△ 凍結の恐れがない季節のみ
2位テレビ・レコーダー0.1〜3W○ 電源タップで管理
3位エアコン0.5〜2W△ シーズン中は抜かない
4位電話機・FAX1〜3W× 着信不可になる
5位温水便座1〜2W○ 節電モード活用

エアコンは使用シーズン中にコンセントを抜くと、再通電時に内部のコンプレッサーに負荷がかかり故障リスクがあります。シーズンオフのみコンセントを抜くようにしましょう。

スマートタップ・電源タップの活用

待機電力を減らす最も現実的な方法は、スイッチ付き電源タップの活用です。資源エネルギー庁の調査によると、コンセントからプラグを抜いたりスイッチ付きタップを利用することで、待機電力の約49%を削減できます。

📌 効果的な使い分け:

  • スイッチ付き電源タップ(1,000〜2,000円):テレビ・パソコン周辺機器など、グループ化して一括管理したい場所に
  • スマートプラグ(2,000〜5,000円):外出先からスマートフォンで電源オン/オフしたい場合に

スマートプラグを使えば、外出先から帰宅前にエアコンやヒーターの電源を入れることもでき、節電と快適さの両立が可能です。

【期間別】不在時の電気代を最小にする具体策

不在の期間によって最適な対策は異なります。やりすぎると帰宅後の手間が増えますし、やらなすぎると電気代がかさみます。ここでは実用的なバランスを重視した対策を期間別に紹介します。

1日不在(通勤・外出)の電気管理

日常的な短期不在では、習慣化できるシンプルな対策が最も効果的です。

📌 出発前チェックリスト:

  • テレビ・パソコンの主電源をオフにする(電源タップのスイッチをオフ)
  • 温水便座を節電モードに切り替える
  • 照明がすべて消えていることを確認する
  • 充電完了したスマートフォンやタブレットの充電器を抜く

📌 スマートリモコンの活用: 帰宅30分前にエアコンを自動起動するよう設定すれば、不在中はエアコンを完全オフにしたまま、帰宅時には快適な室温を確保できます。この設定だけで月500〜1,000円程度の節約が期待できます。

なお、防犯のために不在中も照明をつけておきたい場合、電気代への影響が気になる方は防犯で電気つけっぱなし 電気代は月いくら?で具体的なコストを解説しています。

1週間程度の不在(出張・旅行)への対策

出張や旅行で1週間ほど家を空ける場合は、帰宅後の生活への影響を最小限に抑えつつ節電しましょう。

📌 電源オフにすべき家電:

  • テレビ・パソコン・ゲーム機:コンセントから抜く
  • 温水便座:電源プラグを抜く
  • 給湯器:保温設定をオフにする

📌 電源を入れたまま調整する家電:

  • 冷蔵庫:温度設定を1〜2段階上げる(「中」→「弱」)。電源は切らない。1週間程度なら再起動時の電力消費と食品管理の手間を考えると、入れたままのほうが合理的です
  • 防犯用のタイマー付き照明:数時間だけ点灯する設定にする
  • Wi-Fiルーター:遠隔監視が必要なら維持、不要ならオフ

📌 期待される節約効果:1,000〜1,500円/週

1ヶ月以上の長期不在時の電力管理

長期出張や帰省などで1ヶ月以上不在にする場合は、大幅な節電が可能です。ただし、安全対策とのバランスが重要になります。

📌 ブレーカーの選択的オフ: 分電盤の分岐ブレーカーを回路ごとにオフにしますが、以下は通電を維持してください。

  • 防犯システム・火災報知器が接続されている回路
  • 遠隔監視用のルーターやカメラが接続されている回路

📌 冷蔵庫の電源オフ手順:

  1. 庫内の食品をすべて処分・移動する
  2. 霜取りを行い、庫内を清掃する
  3. 完全に乾燥させる(カビ防止のため重要)
  4. ドアを少し開けた状態で保管する

📌 その他の注意点:

  • 給湯器の水抜き:凍結の恐れがある地域(冬季)では必ず実施
  • 温湿度センサーの設置:スマートフォンで室内環境を遠隔確認でき、異常の早期発見に役立つ

📌 期待される節約効果: 適切に対策すれば月1,500〜2,500円程度まで電気代を抑えられます。

長期不在時は電気だけでなく水道料金も気になるところです。一人暮らしの水道料金が地域で3.5倍違う理由と効果的な節約方法もあわせて確認しておくと、不在時の固定費を総合的に管理できます。

電気料金プランの選び方と見直し手順

使い方の見直しだけでなく、契約そのものの見直しも大きな節約につながります。特に不在が多い世帯では、プラン選びの基準が「一般的な家庭向け」とは異なります。

不在が多い世帯のプラン選びで確認すべき3つのポイント

電力プランを比較する際は、表面的な「○○円お得!」という広告ではなく、以下の3点を約款レベルで確認してください。

📌 確認ポイント:

  • 基本料金の金額と仕組み:アンペア制(契約アンペア数×単価)か、実量制(最大使用量で決定)かで金額が大きく変わる。不在が多い場合は基本料金が低いプランが有利
  • 燃料費調整額の上限の有無:上限ありのプランは燃料価格高騰時のリスクを抑えられる。上限なしのプランは安い時期はお得だが、高騰時に一気に値上がりする
  • 市場連動項目の有無:日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動する調整額が含まれるプランは、市場高騰時に想定外の高額請求になるリスクがある

かつて人気を博した「基本料金0円」プランですが、2022年の電力市場高騰を経て、多くの事業者が新規受付を停止、または実質的な値上げ(市場連動型調整額の導入)を行っています。「基本料金0円」の看板だけで選ばず、総額でシミュレーションしてから判断してください。

契約アンペア数の最適化

一人暮らしで不在が多い場合、20〜30Aの契約で十分なケースがほとんどです。

契約アンペア基本料金(東京電力の場合)向いている世帯
20A約572円/月家電が少ない一人暮らし
30A約858円/月一般的な一人暮らし
40A約1,144円/月エアコン+電子レンジの同時使用が多い

40Aから30Aに変更するだけで月約286円、年間約3,400円の削減になります。同時に使う家電の合計ワット数が契約アンペアの容量を超えるとブレーカーが落ちるため、普段の使用パターンを確認してから変更しましょう。

プラン変更の手順

📌 ステップ1:現状を把握する 電力会社のマイページで過去1年分の月別使用量を確認します。不在月と在宅月の差が大きい場合は、その変動幅を把握しておきましょう。

📌 ステップ2:比較サイトでシミュレーションする エネチェンジ等の比較サイトで、使用量データを入力してプランを比較します。年間の総額で比較することが重要です。

📌 ステップ3:申込みと切替え 新しい電力会社への申込みはオンラインで完結し、切替え中も電気が止まることはありません。通常、申込みから1〜2ヶ月後に自動的に切替わります。現在の電力会社への解約手続きは新しい電力会社が代行するため、自分で連絡する必要はありません。

エアコンの使い方次第で電気代は大きく変わります。電気料金プランの見直しと合わせて、エアコンのドライが寒い時の対策もチェックしておくと、冷房シーズンの節電に役立ちます。

よくある質問(FAQ)

1週間の旅行で冷蔵庫の電源は切るべき?

1週間以内なら電源は入れたまま、温度設定を1〜2段階上げるのが合理的です。再起動時の電力消費と食品管理の手間を考えると、短期不在では切らないほうが効率的です。

1ヶ月不在で電気代はいくらまで下がる?

ブレーカーの選択的オフや冷蔵庫の電源オフなどを適切に行えば、月1,500〜2,500円程度まで下がります。防犯システムやルーター等の最低限の機器だけ維持した場合の目安です。

待機電力を減らすためにこまめにコンセントを抜くべき?

待機電力は家庭の電気代の**約5%**です。すべてのコンセントをこまめに抜くのは手間が大きいため、スイッチ付き電源タップで管理するのが現実的です。エアコンはシーズン中にコンセントを抜くと故障リスクがあるため注意してください。

漏電かどうか自分で確認する方法は?

家中の電気をすべて切った状態で電力メーターが動いていれば漏電の可能性があります。分岐ブレーカーを1つずつオンにして異常回路を特定できますが、安全面から専門業者への依頼を推奨します。調査費用の相場は8,000〜15,000円です。

スマートメーターで節約できる?

スマートメーター自体が電気代を下げるわけではありませんが、30分単位の使用データで不在時の異常消費を発見でき、結果的に節約につながる場合があります。

使い方を変えていないのに先月より電気代が上がった。なぜ?

使用量が同じでも、燃料費調整額再エネ賦課金の単価が変わると請求額は変動します。検針票やWeb明細で「使用量(kWh)」と「単価」をそれぞれ確認し、どちらが上がっているかを切り分けてください。

まとめ

家にいない・使ってないのに電気代が高い主な原因は、常時稼働家電(冷蔵庫・ルーター等)の電力消費、待機電力(電気代の約5%)、基本料金の固定費、燃料費調整額や再エネ賦課金の単価変動、そして漏電などの設備トラブルの5つに集約されます。

対策の第一歩は、請求書で原因を切り分けることです。使用量が増えているなら家電の使い方や漏電を疑い、使用量は同じなのに請求額が上がっているなら料金単価の変動やプランの見直しを検討しましょう。期間別の対策としては、1日不在なら出発前の電源オフ習慣化、1週間なら冷蔵庫の設定調整と主要家電のプラグ抜き、1ヶ月以上ならブレーカーの選択的オフと冷蔵庫の電源オフが有効です。

漏電の兆候がある場合は電気代の問題だけでなく火災リスクでもあるため、専門業者への相談を最優先してください。まずは今月の請求書を確認するところから始めてみましょう。


【参考情報】


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