

引越しでバイクや原付を新居へ運ぶ方法は、バイク輸送の専門業者、引越し業者のオプション、自走、軽トラックのレンタル、赤帽、フェリーの6つです。どれを選ぶかは、排気量と移動距離でほぼ決まります。
原付で特に注意したいのは、125cc以下は高速道路を走れないことです。長距離の引越しでは自走が現実的ではありません。一方で、50cc以下なら家財と同じトラックに積んでくれる引越し業者もあります。
この記事では、方法ごとの料金相場と日数、業者の選び方、依頼前の準備、引越し後の住所変更手続きまでをまとめて解説します。
引越しでバイク・原付を運ぶ方法と選び方
方法別の料金・日数・手間の比較

6つの方法を、料金・日数・手間で比べると次のとおりです。料金は東京⇔大阪程度の長距離を想定した目安です。
| 方法 | 料金の目安 | 日数 | 手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| バイク輸送の専門業者 | 1万〜3万円前後 | 1〜2週間前後 | 引き渡し・受け取りの立会い | 中〜長距離、排気量を問わず |
| 引越し業者のオプション | 見積もり(料金表は非公開) | 最短6〜7日の例あり | 窓口が引越しと一本化 | 引越しとまとめて頼みたい人 |
| 引越し業者(50cc以下を家財と同載) | プラン料金内の業者もある | 引越し当日 | ガソリンを抜く | 50cc以下の原付 |
| 自走 | 高速代約8,700円+ガソリン代 | 当日 | 長距離運転 | 近距離、または126cc以上の長距離 |
| 軽トラックをレンタル | 24時間6,000〜10,000円台+燃料・高速代 | 当日 | 積み込み・固定を自分で行う | 近距離で手伝いがいる人 |
| 赤帽 | 近距離で1万円前後〜 | 当日〜翌日 | 少ない | 近距離で日数をかけたくない人 |
| フェリー | 二輪運賃+旅客運賃 | 航路による | 港までの移動、積み降ろし | 北海道・九州・四国への引越し |
業者に頼む場合、バイクの輸送は家財の引越しとは別の日程で動きます。引越し当日に旧居から運び出し、同じ日に新居へ届くのは、家財と一緒に積める50cc以下の原付か、赤帽・自分で運ぶ場合に限られます。
原付50cc・125cc以下・126cc以上で選び方が変わる

排気量で選び方が変わる理由は2つあります。1つは、125cc以下(原付一種・原付二種)は高速道路と自動車専用道路を通行できないこと。もう1つは、引越し業者が家財と一緒に積むのは50cc以下に限られることです。
| 排気量 | 近距離(同一県内程度) | 長距離 |
|---|---|---|
| 50cc以下(原付一種) | 自走、または引越し業者に家財と一緒に運んでもらう | 引越し業者に家財と一緒に運んでもらう、または専門業者 |
| 51〜125cc(原付二種・新基準原付) | 自走、軽トラック、赤帽 | 専門業者(高速道路を使えないため) |
| 126cc以上 | 自走、軽トラック、赤帽 | 自走(高速道路)、専門業者、フェリー |
新基準原付(総排気量125cc以下で最高出力4.0kW以下に抑えた車両)は原付一種として扱われますが、排気量は50ccを超えます。引越し業者が公開している「50cc以下」の条件に含まれるかは記載がないため、見積もりの際に確認してください。
引越しのバイク輸送の料金相場(排気量・距離別)

主要区間の料金例
バイク輸送の料金は、出発地・到着地と排気量の区分で決まります。各社が公開している料金の例は次のとおりです。
| 業者・区間 | 原付(〜125cc) | 中型(〜400cc) | 大型 |
|---|---|---|---|
| サン急便(大阪⇔東京) | 17,000円〜(50cc)/18,000円〜(125cc) | 20,000円〜(250cc)/23,000円〜(400cc) | 30,000円〜(750cc) |
| I-Line デポ止め便(埼玉⇔大阪) | 10,000円(〜150cc) | 13,000円(〜750cc) | 18,000円(〜1300cc)/30,000円(1300cc〜) |
| ばいくる(東京→千葉) | 7,200円〜(50cc) | 10,900円〜(250cc)/13,300円〜(400cc) | 掲載なし |
| ばいくる(東京→札幌) | 39,000円〜(50cc) | 46,900円〜(250cc)/52,300円〜(400cc) | 掲載なし |
※税込かどうかや掲載時期が明示されていない料金を含みます。実際の金額は各社の料金検索か見積もりで確定させてください。
東京⇔大阪なら、原付で1万〜2万円前後、大型で2万〜3万円前後が一つの目安です。同じ区間でも業者による差が大きいため、複数社の料金を比べてから決めるのが基本です。最大手のBASは固定の料金表を出しておらず、出発地・到着地と排気量を入力する料金検索で金額が出ます。
デポ持ち込みと自宅引き取りの料金差
バイク輸送には、業者の拠点(デポ)へ自分で持ち込み・受け取りに行くデポ間と、自宅で引き取り・お届けをしてもらう**自宅間(ドアtoドア)**があります。
デポ間のほうが安くなります。比較記事に載った東京→大阪の例では、125cc以下でデポ間15,400円、自宅間22,000円と6,000円以上の差がありました。デポが旧居・新居の近くにあるなら、持ち込みを選ぶと費用を抑えられます。
デポ受け取りは、新居に着いてから都合のよい日に受け取りに行けるのも利点です。BASの場合、到着デポでの無料保管は7営業日で、超えると1営業日500円(税別)かかります。引き渡し・受け取りはどちらも立会いが必要です。
繁忙期・大型バイク・付属品で料金が上がるケース
基本料金に加えて、次のような条件で料金が上がります。
💰 料金が上がる主なケース:
- 繁忙期:アートセッティングデリバリーは2月1日〜4月30日の申し込み分に約15%を加算。I-Lineも料金検索に繁忙期の割増項目がある
- 車体サイズが大きい:BASは全長2,400mm・全幅1,000mm・全高1,400mmのいずれかを超えると別見積もり。ニシリクは標準サイズを超えると1.5倍〜数倍
- 付属品:Red Lineはトップケース・パニアケースなどを1個5,500円(税込)で別に運ぶ
- 離島:有料橋の通行料やフェリー代が実費で加算される
繁忙期は料金だけでなく日数も延びます。引越し全体の費用を抑えたい場合は、引越し代を安くする方法もあわせて確認してください。
業者にバイク輸送を依頼する方法(専門業者・引越し業者)

主なバイク輸送専門業者と特徴
個人向けにバイクを運んでいる主な専門業者は次のとおりです。
| 業者 | 特徴 |
|---|---|
| BAS | 原付〜大型のほか、トライク・サイドカーにも対応。デポ間・自宅間の両方あり。全国にデポがあり、提携店の会員は3,300円引き |
| I-Line | 埼玉・大阪・福岡の営業所を使うデポ止め便の料金を公開。ガソリンはできるだけ少なくする |
| Red Line | 自宅間とデポ便あり。エンジンをかけずに運ぶ方針 |
| ニシリク | 125cc以下から1301cc以上まで4区分で、料金検索で金額を表示 |
| アートセッティングデリバリー | アートグループの会社(旧ヤマトホームコンビニエンス)。国内の専門会社と提携して運ぶ |
規模が大きく、全国のデポと料金検索がそろっているのはBAS(バイク輸送サービス)です。まずBASで料金を出し、他社と比べると相場がつかめます。
引越し業者のオプションは提携業者が運ぶことが多い
引越し業者のオプションでバイクを運ぶ場合、実際の輸送は提携先の専門業者が担当するケースが多いことを知っておきましょう。サカイ引越センターは「提携会社が輸送」、日本通運は「専門業者に委託」、ハート引越センターは「当社提携会社の作業」と公式に書いています。BASの会社概要には、主要取引先としてアート引越センターと日本通運の名前があります。
そのため、引越し業者経由で頼んでも、専門業者へ直接頼んでも、同じ輸送会社が運ぶこともあります。違いは窓口と料金の出し方です。
| 比べる点 | 引越し業者のオプション | 専門業者へ直接 |
|---|---|---|
| 窓口 | 引越しと一本化できる | 引越しとは別に手配 |
| 料金 | 料金表は非公開で見積もり | 料金検索や料金表で事前に分かる |
| 交渉 | 引越し全体の見積もりと合わせて交渉できる | 公開された割引(BASの提携会員割引など)が中心 |
| 中間マージン | 上乗せされる可能性がある | かからない |
引越しの見積もりを取るときにバイクも一緒に伝えておけば、専門業者の料金と並べて比べられます。見積もりの取り方は一人暮らしの引越し見積もり比較で解説しています。
50cc以下の原付は家財と一緒に運べる引越し業者もある
50cc以下の原付なら、家財と同じトラックに積んで引越し当日に運べる業者があります。公式に条件を出しているのは次の3社です。
| 引越し業者 | 対象 | 条件 | 料金 |
|---|---|---|---|
| アーク引越センター | 50ccまで | ガソリンを抜く | 引越プランの料金内(50cc超はオプション) |
| 日本通運 | 50cc以下 | ガソリンとエンジンオイルを抜く(運べる「場合もある」) | 記載なし |
| ハート引越センター | 50ccに限る | ガソリンを空にする | 記載なし |
アート引越センターは、ミニバイクを含むガソリン車は家財と一緒に積めないとしています。サカイ引越センターも、バイクは引越し作業とは別の車両陸送として扱います。125cc以下まで家財と一緒に運ぶと明記している業者は見つかりませんでした。
補償内容と見積もりの比べ方
料金だけで決めず、万一の傷や破損がどこまで補償されるかを必ず確認しましょう。BASは輸送保険に加入していますが、賠償の上限は時価額(新品価格から減価償却した額)です。経年劣化、天候、融雪剤、納期の前後による損害は補償されません。ニシリクも時価が上限で、車両本体以外は対象外です。
📝 見積もりで確認したい項目:
- 補償の上限(時価か、修理の実費か)と、補償されない条件
- シート下やケース内の荷物、付属品の扱い
- キャンセル料と、日程変更の条件
- 繁忙期の割増と、デポでの保管料
- 引き取りから受け取りまでの日数
料金は最低3社ほど比べると、相場から外れた見積もりに気づけます。
バイクを自分で運ぶ方法(自走・軽トラック・赤帽)

自走する場合の費用と注意点(125cc以下は高速道路を走れない)
自走はいちばん安い方法ですが、125cc以下は高速道路と自動車専用道路を通れません。高速自動車国道法第17条と道路法第48条の11で「自動車以外の方法」での通行が禁じられており、125cc以下は道路運送車両法上「自動車」ではなく「原動機付自転車」に当たるためです。新基準原付も同じです。原付一種は法定速度も30km/hなので、長距離を下道で走るのは現実的ではありません。
126cc以上なら高速道路を使えます。二輪車の高速料金は普通車の8割が目安で、東京IC→中国吹田ICなら約8,700円(普通車10,840円からの概算)です。東京23区からは首都高の料金が加わり、ガソリン代は燃費25km/Lのバイクなら約500kmで20Lほどです。
NEXCOは期間限定で二輪車定率割引を実施しています。土日祝に事前申し込みをしたETC車が、80kmを超えて走ると37.5%引きになる制度です。実施期間は年度ごとに発表され、直近は4月〜11月で、引越しが集中する3月は対象外でした。条件はNEXCO中日本「速旅」の二輪車定率割引のページで確認できます。
自走は費用を抑えられる一方、長時間の運転による疲労と、荷物をほとんど積めない点が弱点です。引越し作業の前後に長距離を走る日程になるなら、専門業者に任せて新幹線や飛行機で移動するほうが負担は小さくなります。
軽トラックをレンタルして運ぶ
近距離なら、軽トラックを借りて自分で積んで運ぶ方法もあります。料金の目安は次のとおりです。
| レンタカー会社 | 軽トラック24時間の料金(税込) | 乗り捨て |
|---|---|---|
| トヨタレンタカー | 8,800円(東京23区などは10,450円) | 軽トラックの可否は要確認 |
| ニコニコレンタカー | 6,160〜7,150円 | 要確認 |
| ニッポンレンタカー | 店舗で確認 | 可(10kmごとに880円、20km未満は無料) |
長距離で乗り捨てると、ニッポンレンタカーの場合は500kmで約44,000円の手数料がかかる計算です。軽トラックの高速料金も二輪と同じ「軽自動車等」の区分なので、長距離では専門業者のほうが安く済むことが多くなります。
🔧 積み込みに必要な道具:
- ラダーレール(地面と荷台をつなぐスロープ)
- タイダウンベルト(車体を荷台に固定するベルト。複数本を使う)
- ソフトフックやサブベルト(車体の傷を防ぐ)
大型バイクは荷台からはみ出すことがあります。荷物の後方へのはみ出しは車の長さの10分の1までと決まっているため、積む前にバイクの全長を確認してください。積み込みは2人以上で行うと安全です。自分で引越しする場合の全体の段取りは、自分で引越しをするコツにまとめています。
赤帽に依頼する
赤帽は、組合員(個人事業主)が軽トラックでバイクを運ぶ方法です。当日〜翌日に届けられるのが専門業者との違いで、近距離で日数をかけたくない人に向いています。
対応する排気量や料金は組合員ごとに違います。例えば、名古屋の組合員は250ccまで・市内20km以内で原付9,900円〜、京都の組合員は原付〜400ccのネイキッドまで(アメリカンとビッグスクーターは不可)としています。
長距離は割高になります。赤帽首都圏の距離制運賃(20kmまで5,500円、151km以上は1kmあたり132円など)を東京→大阪の約500kmに当てはめると、約76,000円です。赤帽の料金の仕組みや向き不向きは赤帽の料金相場とメリット・デメリットで詳しく解説しています。
北海道・九州・沖縄への引越しはフェリーでバイクを運ぶ方法もある
主な航路の二輪車運賃
北海道・九州・四国への引越しでは、フェリーにバイクを載せて自分も乗る方法があります。二輪車の運賃は排気量で決まり、時期によって変わります。
| 航路 | 原付 | 中型 | 大型 |
|---|---|---|---|
| 新日本海フェリー(舞鶴〜小樽) | 12,000〜16,500円(125cc以下) | 21,500〜32,000円(125cc超) | 同左 |
| 商船三井さんふらわあ(大洗〜苫小牧) | 8,800〜14,300円(50cc以下) | 11,000〜16,500円(750cc未満) | 13,200〜20,900円(750〜1500cc未満) |
| 津軽海峡フェリー(青森〜函館) | 1,810円〜(125cc以下) | 2,710円〜(750cc未満) | 3,620円〜(750cc以上) |
| 名門大洋フェリー(大阪南港〜新門司) | 4,400〜6,050円(125cc未満) | 6,050〜9,680円(750cc未満) | 8,580〜12,160円(750cc以上) |
| オーシャン東九フェリー(東京〜北九州) | 6,490円(125ccまで) | 9,680円(750cc未満) | 12,870円(750cc以上) |
運転者の旅客運賃は別にかかります。乗用車の運賃は運転者1名分を含みますが、二輪車は含まない点に注意してください。
沖縄へは船での輸送になります。専門業者のばいくるは沖縄まで13日としており、沖縄向けの引越し便では東京⇔那覇新港36,000円〜(税抜)という掲載例があります。
バイクだけを送れる航路と条件(無人航送・パレット便)
運転者が乗らずにバイクだけを送れるかは、航路によって違います。
| 航路 | バイクだけの航送 |
|---|---|
| 新日本海フェリー | 2026年12月1日出港便から無人車航送を終了。以後は運転者の同乗が必要 |
| 名門大洋フェリー | 自動二輪も無人航送の対象。ただし積み降ろしは本人などが行う |
| オーシャン東九フェリー(無人車輸送) | 50cc以下は積み降ろしの代行あり(別料金)。51cc以上は本人が乗下船作業をする場合のみ |
| オーシャン東九フェリー(パレット便) | 運転者の同乗不要 |
同乗せずに送れるのは、オーシャン東九フェリーのバイクパレット便です。料金は東京↔徳島14,300円、東京↔新門司16,500円(片道・税込)で、集配センターに持ち込んで引き取ります。1,301cc以上、三輪、改造車は対象外で、貨物保険の上限は100万円です。
それ以外の航路で同乗できない場合は、専門業者に頼むのが現実的です。離島では、伊豆諸島航路の東海汽船が旅客船でのバイクの受託をやめ、貨物船での輸送を案内しています。
バイク輸送を依頼する前の準備と注意点

ガソリン・バッテリー・鍵の扱いは業者ごとに違う
ガソリンを一律に減らせばよいわけではなく、依頼先の条件に合わせるのが正解です。
| 依頼先・方法 | ガソリン | バッテリー・鍵 |
|---|---|---|
| BAS(陸送) | 抜く必要なし | 鍵は預けられる。持ち帰る場合はハンドルロックとセキュリティを解除 |
| BAS(航空便) | 規定値以下まで抜く | バッテリーのマイナス端子を外す |
| I-Line・Red Line | できるだけ少なく | Red Lineはキーホルダーとスペアキーを預けられない |
| 引越し業者が家財と同載(50cc以下) | 抜く(日本通運はエンジンオイルも) | - |
| ハート引越センターの車両陸送 | 入れて走れる状態にする | 拠点まで自走することがあるため |
BASの条件の詳細はBASのよくある質問にまとまっています。
運べないバイク・一緒に運べないもの
すべてのバイクを運んでもらえるわけではありません。
⚠️ 断られる・別料金になる主なケース:
- 違法改造車、鍵のない車両、危険物を積んだ車両(アートセッティングデリバリーは取扱い不可)
- 規定サイズを超える車両(BASは別見積もり。オーシャン東九のパレット便は1,301cc以上・三輪・改造車が不可)
- アメリカンやビッグスクーター(赤帽の組合員によっては不可)
バイクと一緒に運べないものもあります。BASは車検証などの書類や、別に梱包したパーツを運びません。Red Lineは付属品をバイク本体に積んで運べず、車検証などの書類も車体から外すよう求めています。車検証や軽自動車届出済証は引越し後の住所変更で使うので、手元に持っておきましょう。
ある業者に断られても、別の業者なら対応できることがあります。条件に合わない場合は複数の業者に相談してください。
輸送は引越しと別日程で動く
専門業者に頼む場合、バイクは家財とは別のスケジュールで運ばれます。主な業者が公表している日数の目安は次のとおりです。
| 区分 | 日数の目安 |
|---|---|
| 同一県内 | 3〜5日(ばいくる) |
| 他県 | 約1週間(ばいくる) |
| 本州内の長距離 | 10日〜2週間前後(BAS) |
| 沖縄 | 13日(ばいくる) |
| 引越し業者の車両陸送 | 最短6〜7日(アート引越センター) |
2〜4月や年末年始は2週間以上かかることがあります。引き取りは旧居を出る前、受け取りは新居に着いてからになるように、先にバイクの輸送日程を決めてから家財の引越し日を合わせると、手配がスムーズです。届くまでの数日〜2週間はバイクを使えないので、通勤・通学で使っている人はその間の移動手段も考えておきましょう。
引き渡し時の傷チェックと写真記録
引き渡しの前に、バイクの状態を写真で記録しておきましょう。既存の傷やへこみ、走行距離を残しておけば、輸送後に傷が見つかったときに、輸送中のものかどうかを判断できます。
受け取りの際は、その場で外観を確認し、問題があれば業者に報告して記録を残します。外観だけでなく、ブレーキとクラッチの動作やオイル漏れも確認してください。輸送の日数が長いとバッテリーが上がっていることもあるので、エンジンがかかるかも確かめておくと安心です。
引越し後のバイク・原付の住所変更手続き

バイクの住所変更は排気量で窓口が違います。125cc以下は市区町村、126cc以上は運輸支局が窓口です。引越し全体の住所変更は引越しで住所変更が必要な手続きチェックリストで確認できます。
原付(125cc以下):市区町村で廃車・登録
原付の手続きは市区町村の条例で決まるため、期限や窓口が自治体ごとに違います。
| ケース | 手続き |
|---|---|
| 別の市区町村へ引越す | 旧住所の市区町村で廃車申告(ナンバー返納)をし、新住所の市区町村で登録して新しいナンバーを受け取る |
| 同じ市区町村内で引越す | 転居届で自動的に変わる自治体もある。横浜市のように区をまたぐとナンバーの返納・交付が必要になる自治体もある |
| 期限 | 自治体ごとに違う。大阪市は転出後30日以内に廃車申告、転入後10日以内に登録。松戸市は15日以内 |
旧住所で廃車せず、旧ナンバーと標識交付証明書を持って新住所で手続きできる自治体(横浜市など)もありますが、受け付けない自治体もあります。新基準原付は、登録の際に要件を確認できる書類を求められることがあります。
軽二輪(126〜250cc):運輸支局で15日以内に届出
126〜250ccの軽二輪は、住所が変わってから15日以内に、新住所を管轄する運輸支局か自動車検査登録事務所で軽自動車届出済証の記入申請をします(道路運送車両法施行規則第63条の5)。
📄 必要な書類:
- 軽自動車届出済証記入申請書(軽二輪第1号様式)
- 軽自動車届出済証
- 住民票の写しなど住所を証明する書面(発行から3か月以内)
代理人が手続きする場合は委任状が要ります。管轄が変わる場合はナンバープレートも変わるため、自賠責保険の証明書、旧ナンバープレート、ナンバー代が追加で必要です。
小型二輪(251cc以上):15日以内に車検証の変更記録
251cc以上の小型二輪は、15日以内に自動車検査証(車検証)の変更記録を受けます(道路運送車両法第67条)。
📄 必要な書類:
- 自動車検査証変更記録申請書
- 手数料納付書(手数料は無料)
- 住民票など住所の変更を確認できる書面
- 自動車検査証
管轄が変わる場合はナンバーが変わるため、バイクを運輸支局に持ち込む必要があります。輸送でバイクが届くのを待ってから手続きする日程を組んでください。書類の詳細は国土交通省の自動車検査登録総合ポータルで確認できます。
自賠責保険・任意保険の住所変更
自賠責保険も住所変更が必要で、契約している保険会社の窓口で手続きします(国土交通省の自賠責保険FAQ)。ナンバーが変わった場合は、承認請求書と、変更後のナンバーが分かる書類(車検証や届出済証、原付は標識交付証明書)のコピーを出します。沖縄や離島との間で引越すと料率区分が変わり、保険料の返還や追加が発生することがあります。
任意保険も住所変更の連絡が必要です。住所によって保険料が変わることがあり、ナンバーが変わった場合は別に変更手続きが要ります。
まとめ
引越しでバイク・原付を運ぶ方法は、排気量と移動距離で選びます。50cc以下の原付は、家財と一緒に積んでくれる引越し業者を選べば、引越し当日に運べます。51〜125ccは高速道路を走れないので、長距離ならバイク輸送の専門業者に頼むのが基本です。126cc以上は、自走、専門業者、フェリーから費用と体力で選べます。
業者に頼む場合は、引越し業者のオプションでも実際は提携先の専門業者が運ぶことが多く、料金は業者によって大きく変わります。複数社の料金と補償を比べ、輸送日程を先に決めてから家財の引越し日を合わせましょう。新居に着いたら、排気量ごとの窓口で15日以内を目安に住所変更を済ませ、自賠責保険と任意保険の住所も忘れずに変更してください。
バイクの引越しでよくある質問
- バイク輸送はいつまでに申し込めばいいですか?
-
BASは入金確認から自宅引き取りまで1週間前後かかるとしているため、引越し日の2週間ほど前までに申し込むのが目安です。2〜4月は輸送日数も延びるので、さらに早めに手配してください。
- ヘルメットや荷物をバイクと一緒に送れますか?
-
BASはシート下やパニアケースに入れた物を運べますが、補償の対象外です。ヘルメットは確実に固定した場合だけ受け付けています。オーシャン東九フェリーのパレット便も、パニアケースやホルダーに付けられる場合だけ預かります。
- 動かないバイクや車検切れのバイクも運べますか?
-
業者によって対応が分かれます。ハート引越センターは車検切れや走行できない車両を事前申告と別料金で受け付け、アートセッティングデリバリーは車検証のない車両を受け付けていません。
- バイク輸送のキャンセル料はかかりますか?
-
かかる業者があります。BASのキャンセル料は3,000円(税別)です。申し込み前に各社の規約で確認してください。
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参考サイト・出典:

